医院債権 3つの鉄則 vol.1

■2013年05月08日


 
鉄則1.債権を管理する
(1)債権管理のあらまし
~保険請求管理

 

債権管理とは

債権管理とは売上金を期日通りに収入し、入金の遅れを予防・早期発見・回収するために管理することを意味します。

債権とは保険請求債権、窓口未収金、クレジットカード未決済分など医療サービスを提供したが、未入金のものをいいます。

医院における債権管理は保険診療収入の再請求・請求もれを減らし、保険窓口収入・自由診療収入の入金遅れを予防・早期発見・早期回収を図ることを目的としています。

 

債権管理能力の低さはキャッシュフローを悪化させる

債権管理が行き届いていない場合医療サービスを提供したにも関わらず請求しない(入金がされない)、再請求により入金が2ケ月遅れる、保険窓口収入・自由診療収入の入金がされないなどキャッシュフローが悪化し、運転資金が常に不足します。

これら管理ロスを削減するために毎月債権の発生と入金の消し込みを行い、入金が遅れている債権者、発生と入金の差額内容を調査分析する必要があります。

 

主な債権管理書類

  • 保険者別(社保、国保など)の請求入金管理表
  • 保険窓口収入の未収患者別の入金管理表
  • 保険窓口収入の修正について患者別の返金額・立替額
  • 前受金(矯正歯科、自由診療収入、入院保証金等)について患者別の管理表、進捗工程表
  • クレジットカード(特にボーナス払い分)の入金管理表

 

保険者別(社保、国保、後期高齢者)の請求入金管理表のポイント

保険者ごとの請求総括表と決定通知を付き合わせながら請求金額と入金額を消し込み、請求金額と入金額のズレを把握する必要があります。

請求金額と入金額のズレの原因は記載不備、審査減など保険請求金の誤り、事務ミス等による患者負担金の誤りであることが多いので、ミス多発項目のマニュアル化・チェックリスト化が請求金額と入金額のズレを小さくする効果があります。

 

保険請求金・患者負担金の誤り予防策・初期対応策の例

  • 毎月保険証を確認することをチェックリスト化する
  • 保険証の転記・コピー作業を省略する
  • 診療内容ミス、病名と診療内容の不一致など医師側のミス事例を文書化、マニュアル化する
  • レセプト返戻管理表を作成し、共有する
  • レセプト点検回数を増やす

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吉田正一税理士事務所 税理士 吉田正一
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