医院の借入 3つの鉄則 vol.3

■2013年03月01日


 
鉄則2.融資条件を比較する(2)

 

メインバンクは融資判断が早く、融通が利く

融資条件は金利・借入期間・担保のみでなく、融資判断の早さや融通性なども総合して判断する必要があります。融資のつど複数の金融機関の融資条件を比較するよりメインバンクに他行の営業資料や融資条件を提示して同水準の融資条件を引き出す方が長期的に見てムダなコスト(費用・手間)を払わずに済みます。

 

メインバンク選びのポイントは地域密着性と提案力

メインバンク選びのポイントは地域密着性と提案力の2点です。地域密着性とは金融機関が地域に密着していることをいい、提案力とは金融機関から顧客に対する提案能力をいいます。なお金融庁は信用金庫・地方銀行に地域密着機能を期待しています。

 

地域密着性は長期的取引・日常的接触に直結する

金融機関が地域に密着することにより金融機関と地域の顧客間の日常的な接触は多くなります。そして、日常的な接触が多くなることにより、金融機関と顧客との取引が長期化し、長期的な取引関係から得られた顧客情報から金融機関は顧客に対する提案力を高めていきます。

つまり地域の顧客である医院が付加価値の高い提案を受けるためには地域密着性の高い信用金庫・地方銀行をメインバンクに選ぶことが有効といえます。

 

医院に付加価値の高い提案とは

医院にとって、付加価値の高い提案とは医院のライフステージに合った経営課題を発見し、解決する提案といえます。

付加価値の高い提案例

・経営改善(固定費削減・販路拡大・ビジネスマッチング)
・抜本的な経営改革(事業再生・業種転換)
・円滑な事業承継
・資金の安定供給
・担保に過度に依存しない借入など

 

メインバンクから付加価値の高い提案を引き出すために

メインバンクから提案を引き出すために医院側からメインバンクに働きかけることも重要です。

例えば
・金融機関と日常的、継続的に接触する
・自院の財務情報を定期的に開示する
・経営目標・経営課題、達成意欲を伝える
・自院のライフステージを共有する
・市場動向、競合動向、協力企業を伝える
・他の金融機関の借入状況、融資条件を伝えるなど

そのほかメインバンクの預金口座に診療報酬請求の収入、給与振込、医薬品支払など主要な営業取引を集中させた方が、資金透明性が高くなり、融資判断が早まるメリットがあります。



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