コスト削減3つの鉄則

■2012年12月10日

コスト削減の鉄則(2) コスト削減の本丸は業務の削減

経費削減は削減できるコストの1つにすぎない

コスト削減とは「スペース削減」「業務削減」「経費削減」の3つをいいます。経費削減はコスト削減の1つにすぎません。

 

5Sの徹底はスペースと業務の削減効果がある

5Sの徹底は薬品在庫、事務書類、備品のスペース削減に効果があります。さらに、5Sの徹底により、探す業務や運ぶ業務も削減します。5Sが習慣化してきたら、業務の見直し(削減)に着手します。

 

コスト削減は順序が生命線

コスト削減は5S(スペース削減)→業務削減→経費削減 の順序で実行するのがコツです。コスト削減を急ぐあまり、業務を見直さないまま、仕入・人件費・借入金利・家賃などの経費削減を進める方法は、取引者や職員の負担が増えるため、業務を見直す余裕がなくなり、医療サービスが標準化されない(質が維持されない)結果になります。

 

ムダに見える経費が医療の質を担保していることもある

ムダに見える経費(人件費、委託費、設備費など)は医療の質を担保していることもあります。ムダな経費かムダに見えるだけの経費なのかはスペースを削減して、業務を削減してみないと判断できないので、経費削減はスペース削減と業務削減の後に実行すべきです。

 

業務の削減の呪文は 「ないじゅか」

「ないじゅか」とはなくせないか、一緒にできないか、順番を変えられないか、簡素化できないかの頭文字を並べたものです。「ないじゅか」の順序で日常業務の一つ一つを見直すことが、業務削減の近道です。

 

具体的にはなくせる業務や重複業務がないか、2つの業務を1つにできないか、順序を変えて業務を減らせないか、マニュアル化できないか、過大な業務を分散できないかという順序で日常業務を見直すことになります。

 

削減すべき業務の目のつけどころ

最初に削減すべき業務を目付けしておき、削減の必要性の高い業務から着手していく必要があります。例えば人員・設備が多く必要な業務、不良・事故の発生が多い業務、スペースを多く占有する業務、業務の流れの中で常に流れが滞る業務 から削減を検討するのが効果的です。

 

業務の流れに沿ったマニュアルづくりが業務削減につながる

削減すべき業務の目付けができたら、業務の流れ図を作成して、業務マニュアル、業務の注意点・コツを文書化すると、業務の定型化につながります。文書だけでなく写真、ビデオ、ストップモーション映像により、身振り、手指の動きなど視覚データ化しておくことも有効です。

 

業務削減は総労働時間の削減効果がある

業務削減により全職員の労働時間合計(総労働時間)を削減することができます。総労働時間の削減により 人件費の削減、定着率の向上、要員数(資格者別・職能別の必要定数)の充足の効果があります。

さらに人手不足の恒常化、労働トラブルに悩まされることもなく、高い人件費設定や紹介会社の利用による医師・看護師の確保に頼ることもないため、定着率向上に伴う医療サービスの標準化も期待できます。

 

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