<ドクターエディ・ラボ>効果的な論文構成とは?(4)優れた論文執筆についてのまとめ

■2014年03月12日


 

アカデミック・コミュニケーションの教授Dr. Eddyが、医学論文のジャーナル投稿に関するイロハをやさしく解説するドクターエディ・ラボ。シリーズ10では、効果的な論文構成について説明します。
<ドクターエディ・ラボ>効果的な論文構成とは?(4)優れた論文執筆についてのまとめ 

 

1.優れた論文執筆者とは?

これまで論文構成におけるポイントを各セクションごとに述べてきました。そのポイントを踏まえた上で、優れた論文執筆者とはどんな人でしょうか?

優れた執筆者は、ずばり色々なタイプの読者が、あなたの論文に何を期待しているのかを知っています。そして、読者のバックグラウンドや期待に合わせて論文を構成することができます。その学問分野に関する知識が少ない、もしくは知識が全くないような一般の読者でも、あなたが何を、なぜ、実施したのかについて大まかな理解が出来るように書くことができるのです。

その際、専門用語は避けることが重要です。一般的に使用されていなかったり、ごくわずかな読者しか知らないような用語に関しては、特に重要な用語を使用する際には定義を明確にしましょう。

もしあなたが述べていることが、その学問分野の専門家しか理解できないとすると、その論文は広範な読者層には読んでもらえないことを意味します。あなたが研究している課題や理論に読者を引き込むのです。読者があなたの研究テーマについて熟知していると想定するのはやめましょう。

 

2.良い論文の例

最後のまとめに入る前に、一体どういう文章が良いのか、具体的な例文をあげます。

◆ダメな書き方
We investigate the role of reduced monoamine oxidase B (MAO B) activity in smoker behavior.

◆良い書き方
The enzyme monoamine oxidase B (MAO B) is involved in the breakdown of dopamine, a neurotransmitter implicated in reinforcing and motivating addictive behaviours such as smoking. MAO B inhibition is therefore associated with enhanced activity of dopamine. We investigate the role of reduced MAO B activity in smoker behavior.

この英文を見ていただいてもわかると思いますが、良い書き方は明確に書かれており、この分野に対して知識のない読者にとっても、解釈がしやすい内容となっています。

 

3.まとめ

以上、効果的な論文の書き方について解説してきました。優れた執筆者となるためには、論文の執筆中は読者を念頭に置くことが大切です。優れた構成の論文原稿は、あなたのアイデアをよりスムーズに展開させ、さらに原稿内の各部で期待される内容を読者に伝えてくれます。是非、論文を書くときは実践して下さい。

 

過去記事

(1)論文構成について
(2)序論と研究方法について
(3)実験結果、考察、結論について

 

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