<ドクターエディ・ラボ>インパクト・ファクターとジャーナルの名声を評価するその他の指標(3)ジャーナルにとってのインパクトファクター

■2014年01月01日


 

アカデミック・コミュニケーションの教授、Dr. Eddyが医学論文のジャーナル投稿に関するイロハをやさしく解説するドクターエディ・ラボ。シリーズ9では、インパクト・ファクターとジャーナルの名声を評価するその他の指標を説明します。
<ドクターエディ・ラボ>インパクト・ファクターとジャーナルの名声を評価するその他の指標(3)ジャーナルにとってのインパクトファクター 

 

(1)ジャーナルのプレッシャー

インパクト・ファクター(IF)は研究者にとってのみ関心の的であるわけではなく、ジャーナル編集者にとっても重要なものです。そもそも、IFはジャーナルの実績を測定するために使用され、多くのジャーナル編集者はIFをあげるためのプレッシャーを受けているといわれています。では、ジャーナルはIFをあげるためにどんな対策をとっているでしょうか?

 

(2)ジャーナルのIF操作

ジャーナルはIFを意図的に操作することもできると言われています。たとえば、レビュー論文が最大の引用数をよぶことがわかった場合、ジャーナル側はIFを高めるために、より多くのレビュー論文を出版しようとするかもしれません。
さらに、ジャーナル編集者が論文を選考する際には、「引用されそうかどうか」を考慮する可能性もあります。また、ジャーナルは著者に対して自誌からの引用、つまり自己引用をするように依頼する可能性もあります。
もちろん、すべてのジャーナルがこのようなことを実践しているわけではないですが、このようにIFをあげるために必死の対応をとっているジャーナルもあります。

 

(3)ケースレポート(症例報告)の出版はジャーナルに避けられる?

ケースレポート(症例報告)は頻繁に引用されることがないので、出版が難しいと言われています。実際、読者にとって非常に実用的であるにもかかわらず、ケースレポートの出版を完全にやめたジャーナルもあります。
IFを追求するあまりに、読者にとって参考となるケースレポートを出版しないジャーナルがあるということです。

次回はいよいよシリーズ9の最終章です。インパクト・ファクターに代わる4つの指標について説明します!

 

過去記事

<ドクターエディ・ラボ>インパクト・ファクターとジャーナルの名声を評価するその他の指標(1)インパクトファクターの正しい使い方とは?

<ドクターエディ・ラボ>インパクト・ファクターとジャーナルの名声を評価するその他の指標(2)インパクトファクターを使用するときに気をつけたいポイント

 

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