<ドクターエディ・ラボ>論文出版に向けたスケジュールの立て方(3)ジャーナルから結果通知が来たときの対応

■2013年10月21日


 

アカデミック・コミュニケーションの教授、Dr. Eddyが医学論文のジャーナル投稿に関するイロハをやさしく解説するドクターエディ・ラボ。シリーズ7では、論文出版に向けたスケジュールの立て方について説明します。
<ドクターエディ・ラボ>論文出版に向けたスケジュールの立て方(3)ジャーナルから結果通知が来たときの対応 

 

論文投稿して、ついにジャーナルから結果通知が来ました。著者が取る対応はそれぞれのケースで違ってきます。

(1)ジャーナルに原稿が査読なしでリジェクトされた場合

この場合、ジャーナル編集者の決定は、早い段階で著者へ通達される可能性が高く、早くて1日程度のときもありますが、一般的には1ヶ月以内です。この場合、選択肢はなく、別のジャーナルを検討するのみです。このため別のジャーナルのリストをバックアップとして準備しておくことが重要なのです。合間に別のジャーナルを探すための時間を無駄にしないで、リスト内の次のジャーナルを選び、直ちに投稿作業を開始しましょう。

 

(2)原稿が査読後にリジェクトされた場合 タイプ1:条件付きリジェクト

条件付きリジェクトは悪い知らせではありません。これは、もし著者が査読者と編集者の提案に従えば、ジャーナルは出版に向けその論文を再審議する意向があるという意味です。著者には、提案された変更を拒否や無視する、または査読者のコメントを基に原稿を改訂する、という2つの選択肢があります。ジャーナルは著者に再投稿を依頼することですでにその論文への関心を示しているので、2つ目の選択肢を採ることを強くお勧めします。ジャーナルはすでに著者の論文についてよく理解しており、また、再査読に回さずに出版の決定を下すかもしれず、より迅速に進められるでしょう。

 

(3)原稿が査読後にリジェクトされた場合 タイプ2:完全にリジェクト

完全にリジェクトされたなら、そのの理由を考えましょう。査読者と編集者のコメントを受け入れることで、別のジャーナルでの出版の可能性が高くなります。実際、ジャーナルに関するケーススタディを実施した研究で、リジェクトされた原稿の場合、著者が査読者の提案に従い改訂した原稿は、改訂しなかった原稿よりもインパクトファクターの高いジャーナルにその後出版されたことがわかりました。中には出版までに28ヶ月以上かかった原稿があることもわかりました※7

 

(4)受理された場合

おめでとうございます! ほとんどの作業は完了です。査読者のコメントに対しては、特に条件付受理の場合には、熟慮し事実に基づいた回答をするようにしましょう。また、出版遅延を避けるために、ジャーナルの要求する改訂、校正、作図などすべてを確実に期限内に完了するようにしましょう。
ジャーナルからの結果を受けたときには、上記を参考にすると良いでしょう。次回はいよいよスケジュール作成の立て方について説明します。

 

過去記事

<ドクターエディ・ラボ>論文出版に向けたスケジュールの立て方(1)論文受理までにかかる時間はどのくらい?

<ドクターエディ・ラボ>論文出版に向けたスケジュールの立て方(2)スケジュール作成で気をつけたいポイント

 

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