<ドクターエディ・ラボ>論文出版に向けたスケジュールの立て方(1)論文受理までにかかる時間はどのくらい?

■2013年09月23日


 

アカデミック・コミュニケーションの教授、Dr. Eddyが医学論文のジャーナル投稿に関するイロハをやさしく解説するドクターエディ・ラボ。シリーズ7では、論文出版に向けたスケジュールの立て方について説明します。
<ドクターエディ・ラボ>論文出版に向けたスケジュールの立て方(1)論文受理までにかかる時間はどのくらい? 

 

(1)論文を投稿したあとの長い道のり

論文を投稿する前に知っておきたいことの1つは、受理までかかる時間についてです。ジャーナルへ論文原稿を投稿してから受理されて出版されるまでに、通常どれくらいの時間がかかると思いますか? 実は最低でも数ヶ月、長いときであれば3~4年の期間を要することもあり、大きなばらつきがあるのが実情です。

ではなぜそんなに長いのでしょうか? 一般的に、最初に投稿するジャーナルにはリジェクトされることが多いことが関係しています。実際、最終的にジャーナルに受理されるまでに3、4回とリジェクトされることも珍しくありません。そうなると、受理されるまでに数年がかかるというケースも出てくるはずです。

 

(2)論文投稿の実情を数字でみてみよう

では、論文投稿の実情を数字でみてみましょう。以下、詳しくまとめました。

  • 毎年ジャーナルに投稿される論文原稿の数※1300万
  • そのうち投稿先ジャーナルからリジェクトされる論文原稿の数※1は、150万
  • 「Cell」、「Lancet」、「Nature」のようなジャーナルのリジェクト率はなんと、95%
  • 「Epidemiology」に最低1回はリジェクトされた後、掲載された論文の割合※2は、62%
  • ジャーナルRadiologyに最初はリジェクトされた原稿がその後3~4年以内に掲載された論文の割合※3は、79%
  • 最低1回はリジェクトされた後、掲載されたトップクラスの生態学者らによる論文の割合※4は、20%
  • 受理されるまでに原稿がジャーナルに投稿される概算回数※5は、3~6回
  • 最初に投稿したジャーナルからリジェクトされた後、学術分野全般で少なくとも50%の原稿が掲載されるまでの期間※6はずばり、2年間

上記の表からもわかるように、論文投稿のプロセスはなかなか厳しい道のりです。あらかじめリジェクトされる可能性を考慮した上で、綿密な出版スケジュールを準備しなければなりません。次回は論文出版スケジュール作成で気をつけたいポイントを説明していきます。

 

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